2017年06月29日

■JAGURのシートになぜ魅了されたのか?■

MYLOHAS掲載の記事にコメントした、JAGURのシートが好きな訳・・・
骨盤先生にインタビューをして見たこつばんママです。
https://www.mylohas.net/2017/06/063122bodyconscious_02.html
スクリーンショット 2017-06-29 19.59.37.png
そもそも、、、JAGURの前にベンツに乗っていた骨盤先生。
ベンツにはベンツの良さがある、と言っています。
20代にヨーロッパで過ごし、数々のヨーロッパ車を乗り継いだ経験から、
30代〜40代は、ドイツ車(アウディ、フォルクスワーゲン、ベンツ)を転々としていました。
友人たちから、今の日本車は壊れず、お金もかからないヨーロッパ車ばかりを
何故乗るのか?とよく聞かれたと言います。
骨盤先生の感覚として言えることは、
「まず、車は人と車の最初のインターフェイスは座席で、納得できる座席には出会えなかったから」
という、シンプルな回答でした。
つまり、骨盤先生が感じていたのは、車のメカニカルな性能ではなく、人と車のインターフェイスは最初に、座席ありきだと言うのです。
ヨーロッパ車だと、お尻が喜ぶ感じがした、とも言っています。
しかし・・・この背景には重要な要素が含まれています。
骨盤の可動性と椅子の関係性がここに関わってくるのです。
日本車の特徴としては、座面ではなく、背もたれに頼る印象が強いと言います。
アクセルやブレーキのペダルの角度にも違いがあり、ヨーロッパ車の方が角度が強くつま先を立てて、
足裏全体で踏みこむ角度になっていますが(特にポルシェが強いそうです。)
一方日本車は、つま先を倒すような角度(足首を伸ばす)でちょうどよくなっています。
よく考えてください。
これは、前者のヨーロッパ車と比較すると、日本車は、踏ん反り返って浅く座った方がペダル位置がちょうどよくなるようにできています。
もちろん、ここ数年の日本車もだいぶ変化が出てきており、
レクサス(トヨタ)をはじめ、日本のメーカー全体がそのようなことに気づきはじめていますが、
それでも、なかなかヨーロッパ車のような感覚にはならないと感じます。
と言うのも・・・やはり、体感できていることが、機能性、フィーリングに影響していくと私たちは考えていますし、
強いて言うのであれば・・・
開発している担当者が感じている領域を超えた商品は作れないんだな、と言うこと感じる、と骨盤先生は言っています。
こう言ったベースメントの中から、JAGURに乗った、50代、やっぱり、このシートだ、と骨盤先生は感じたそうです。
もっと、早くこの車に乗ればよかった、そして、また戻りたいと言っています。
ちなみに・・・運搬物が多いため、現在は日本車のワンボックスカーに乗っている骨盤先生です。
JAGURのシートは、骨盤が後傾気味の日本人にも、骨盤が前傾した西洋人、
どちらも受け入れる懐の広さを感じる感覚があると言います。 さすが、英語を世界中に広げた国の根付いたグローバリズムを座席にまで感じた、と。
そもそも、ヨーロッパ車の座席は、骨盤が前傾していることが前提で作られています。
それが基準にペダルレイアウトができているので、骨盤が立たない状態で、ヨーロッパ車に乗ると、
おそらく、、、、肩こり、腰痛、膝の痛みを訴える人が出てくるのですが、そもそも骨盤のフレキシビリティ(可動域の広さ)がない日本人には、使いこなす能力が備わっていないのでは?
と骨盤先生は言っています。 そんな中、数々のヨーロッパ車の中でも、私たち日本人の骨盤の可動性を受け入れてくれているな、
と感じるのが、JAGURのシートだと思うそうです。(他には・・・フランスのルノーやシトロエンにも近いものを感じると言っています。)
なんと、骨盤先生にインタビューして初めて聞いた話があり・・・
JAGURに乗っている当時、帰宅したのに、「やっぱり、お尻が喜んでいるから・・・」と
第三京浜をわざわざ走りに行っていたそうです(笑 →嫁には理解できない内容だから話はしなかったと。
「そのお尻が喜ぶ」は、骨盤のフレキシビリティを意味するのです。
骨盤の位置が姿勢を表すことは、常にいろんなところで伝えていますが・・・
骨盤先生の感覚からすると、このJAGURのシートの心地良さを受け入れられる能力がある日本人なのに、
何故か・・・多くの日本人はメカニカルな部分に目が行きがち。
骨盤先生曰く、、、日本車の持つメカニカルの特徴に、JAGURやルノー、シトロエンのシートの「感覚」が
備わったら、世界で勝てるものはないのでは?と。

Any idea in which car this pic has been taken? #renault #findthecar #whatcar #carlifestyle

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That's what we call "more #comfort". #c4cactus #seats #technology #creativetechnologie

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身体感覚と物作り・・・全て、根幹は同じです。 これが、STUDiO PiVOTが提唱する、AWARENESS ANATOMY(R)なのです。 MYLOHASがきっかけで、改めて、AWARENESS ANATOMY(R)を伝えることができたなぁ・・・と。 この最も根幹となる、「はじまり」を、美術解剖学会にてお話しするチャンスがやってきました。 7/15(土)美術解剖学会にて、平山が登壇いたします! http://www.geidai.ac.jp/soc/saa/event.html 非会員も学会のHPより、お申し込み頂けます!
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2013年05月13日

■骨盤先生日記 UCLAに飛び込んだ夏■

こんにちは。こつばんママです。
骨盤先生との会話の中で、へぇ〜と思った出来事があったので、
骨盤先生日記に残しておきます

長いおつきあいですが、つい昨日、へぇ〜と思った体験談を聞きました。

からだ塾の後、ランチをしていた時のこと。

「ここ、ちょっとロスアンジェルスっぽいね」

「そうだね」

という会話から、、、

先生「はじめて行ったアメリカがロスアンジェルスだ」

ママ「それは奇遇。私もそうだ〜。先生、そのロスアンジェルスっていつのこと?」

先生「大学2年の夏休み」→こつばんママは小学3年生だ!

ママ「?それって、カイロの勉強の時とは違うの?」

先生「違う。そのずっと前。スポーツトレーナーを志していいのかどうか迷っていた時」

・・・これは、はじめて聞いた話でした。
先生にも迷っていた時期があったのか、と。

猪突猛進で何も考えず動いているように見えていたのですが、
大学時代はかなりちゃんと勉強をしていたようです(笑)

スポーツトレーナーという職業がどんなものなのか?
おそらく、当時は今の日本のように、トレーナーという職業が確立されていない頃。

恩師の先生の紹介で、英語もほとんどわからないのに、
いきなりロスアンジェルスへ飛び立った先生。
それも、、、紹介先の日本人の先生が不在の夏休み中に、
UCLAのアメリカンフットボール部のトレーナーアシスタントにいきなりついたそうです。
最初はわからない中、出された指示通りに動いていたそうですが、

そうか、トレーナーというのはこうゆう事なのか・・・

と、この滞在を期に、トレーナーになるために真剣に勉強をしよう
と決めたそうです。

その滞在中に仲良く遊んでいたのが
アメリカンフットボールのフリーマン マクニール選手(元ニューヨークジェッツ)
だそうです。
日本に戻ってきてテレビで、、彼の活躍をニュースで見た骨盤先生は、
すごい選手だったんだ!とびっくりしたそうです。

ちなみに・・・私はアメリカンフットボールがよくわからず、、
インターネットで彼の事を調べただけなのですが。

英語もわからないのによく、、あのUCLAに飛び込んだなぁ、、、と。
その経験が、AWARENESS ANATOMYレジスタードマークを作るベースにもなっているのか、
と思うと、骨盤先生が歩んできた「トレーナーとしての目」をもうちょっと
聞き出したくなりました。

スポーツからはじまった「からだの旅」、時々ここに更新していきたいと思います。





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2013年01月18日

■骨盤先生のからだコラム Vol.45 座っている時、こどもの足はどうなっている?■


  • 昨日 見学に伺った幼稚園で見た授業風景ですが、同じ椅子に座っていても机があるときとないときでは座り方にかなりの差が出てきます。姿勢の良い子程机上で肘を使い有効活用しているようです。 

    wago0110_1.jpg


  • ひとは姿勢の制御や重心の移動と言った動作をどのように覚えていくのかを教科書の上では学んでいましたが、今幼児を診させて頂いてそれを現実に感じることが日々あります。 



  • 関節は本当にすごい ここまで人のために働いてくれているんだと思うことが多々あります。
    筋トレがんがんの方もう少し骨組みの役割を理解すればより一層の効果が期待できると思うのですが? 




  • 昨日子供からだ関係のセミナーに出席して参りました。
    出席者の多くは女性保育士の方でしかもほとんど方が自腹です。
    ここまでして勉強をしたいなんて本当に頭が下がります。
    内容も興味深いことが多く為になりました。
    普段話す側の私にとっても勉強になりました。



  • 子供にとっても大人にとってもからだにとって本当に大切な動きは地味な動きにあります。
    ついつい子供の派手な動きを親は喜び 
    その親も派手な動きを好む方は少なくありません 
    動きの本質は動くことではなく 立つ 支える なのですが・・



  • 新型の新幹線が2月から導入されるようです。
    トップスピードは変わらず止まるためのブレーキ性能をアップさせたそうです。
    子供のからだも止まれる、立っていられる能力が高い子ほど質の高いバランスの良い成長をします。 


  • 新幹線も50年間無事故なのもトップスピード追求せずこのような基本をバランスよく考えてきた結果なのでしょうね 





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2013年01月11日

■骨盤先生のからだコラムVol.44 今年最初のからだコラム■


  • あけまして おめでとう御座います。本年もよろしくお願いいたします。STUDiO PiVOTの初仕事は1月4日からでした。
    お世話になっている幼稚園の先生方への講習が今年の初仕事となりました。
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  • 最近生理学や解剖学の文献を読んでいて感じるのですが、これだけ子供のからだが問題になっている割には研究などで解ってきたことが現場に生かされていないことですね。今年はその点を少しでもつなげてゆきたいと思っております。



  • 世の中 『脳』がブームですがなんでもかんでも脳が一番という考え方は特に子供に関しては危険な感じがします。
    やはりからだはトータルバランスで考えていかないと成長にひずみが起る可能性がありますから 
    まず動かすことから我々は考えています。 


  • 新年初の授業がありました。午前中はX脚やO脚はなぜなるのか?を脚の関節機能から理解して 実際に自分の脚がどうなっているのかを体感して頂きました。体感にまさる理解はないと再認識した新年初の授業でありました。 

  • 午後は歩行の1回目でヨガのポーズを利用して股関節と骨盤の可動域を感じ取りながら 
    自分の問題点に気付き機能から改善をしてゆく授業を行いました。 
    意外と自分の状態は解らないなのですね。
    スライド09.jpg




  • この寒さでからだにトラブルが出ている方が多いようです。昨日のクライアントさんもスキー帰りでスキーの疲れより寒さの方が厳しかったようで 足首ヒラメ筋共に固くなっておりました。

    スライド26.jpg


  • 最近思うのですが、子供を座らせたとき自由にさせた方が自発的に姿勢調整を多く取り入れています。はたして行儀よくきちんと座らせることが本当に良いことなのでしょうか? 






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2012年11月30日

■骨盤先生のからだコラム Vol.43 ヒラメ筋の効果■


  • 先ほどからだで感じる解剖学プロ研究チーム終了しました。今日のお題は姿勢の保持制御と下腿三頭筋の関連性です。まず三頭筋の機能と役割を理解してその中でも特に大切なヒラメ筋に焦点をあてて背中との関連性を見ていきました。起る変化にみんなびっくりです。 

    ★参加者さんがヒラメ筋の効果をブログに掲載しています!
    http://www.asi-care.com/blog/1day-seminar-05(介護予防セラピスト 中西 薫さん)

    http://ameblo.jp/miruko-suzuki/entry-11414264007.html(ミルコさん)

ヒラメ筋.jpg画像出典元:クリニカルマッサージ(医道の日本社)


  • 下腿の固さは意外とみんな気付いていないようです。ここが緩むとからだ全体が緩んできます。今回は前屈を行なってからだに起る変化を検証してみました。下腿が緩むごとに上半身が重力を感じれるように力が抜け前屈がどんどん楽になっていく変化にみんなびっくりです。


  • からだは本当に一カ所だけで考えてはいけませんね。相対的に見ると局所に起る原因に気付かされます。やはり一回は引いて見ることを痛感した授業でした。



  • 昨日お世話になっている幼稚園に視察に行って参りました。先生方からいろいろとお話を聞くことが出来たのですが、子供の世話は本当に大変でからだに無理が掛かりトラブルを起こしている先生もかなりいるそうです。まず、先生に元気になってもらわなくてはと思った次第です。 


  • 幼稚園で子供の逆立ちを指導するところを見学しました。出来る子、出来ない子、共に足を蹴って思いっきり挙げようとしますが、出来ない子の多くはまず腕で上体を支えることが出来ず足を蹴る以前に問題があることが解ります。まず腕の支えから習得することが大切ですね。




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2012年11月20日

■骨盤先生のからだコラム Vol.42 からだに良い歩き方■


  • からだで感じる解剖学はアドバンス『歩行』を行ないました。今までベーシックで培った骨盤や股関節の機能を理解した上で、歩行がいかに行なわれているかを体感していきます。ここまで歩くことをクローズアップすることは普段まずありません。自分の歩きと向かい合った3時間でした。
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  • 本当に自分は歩けているのか?気になるところですが極端な言い方になりますが、まず正しくあるっけている人は無比といってよいでしょう 自分はからだ本来の使い方で行なわれる歩行からどれだけ逸脱しているのか、まずここに気付くことから授業は始まります。 


  • 歩き方では人は変わりません。なぜ歩けないのかを知ったときに改善が始まり 歩けるようのになります。日常何気なく行なっている歩行は簡単なようで意外と難しい? 


  • 自分が感じたからだの状態と第三者から見立てられた状態では全く異なった所見が見られる症例が今回何件か見られました。その後機能テストで検証を行なうとすべて第三者側が正しいという結果です。つまり人間自分のからだには意外といい加減なんですね。 


  • ぞうきんがけは姿勢を保持制御する為にとても大切なヒラメ筋を使って行なわれています。
    RT @kotsubanmama: ぞうきんがけの前にちゃんとストレッチをしていた園児たち。

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2012年11月19日

■骨盤先生のからだコラム Vol.41 足の骨は2階建て構造■


  • 「外国人は日本人ほど肌にこだわらない」とよくいわれますが、それって肌にこだわらないのではなく、本当に心地よい肌状態を知らないだけだと私は思っています。 某化粧品メーカーの方に聞いた話なのですが私もその通りだと思います。日本のスキンケアは本当にすごいです。


  • 以前英国人に我々と日本人は味覚の違いが大きく感じると言われましたが、これもスキンケアー同様腹を膨らませるだけの食事といろいろなものを五感を使って味わっている差だと思います。この感覚がものずくりにも生きているのではないでしょうか?


  • 先週久しぶりに飛行機に乗りました。最新鋭のボーイング787は本当に静かでした。いろいろな面で効率がよく出来ているようですが、我々人間も見習いたいところはありますね。 


  • 足の骨の構成が2階建てになっていることをご存知ですか?これ 重要です。
    RT @asigenki: 足の骨は片足26個。 うまーく組み合わさって機能していますが、不具合があるとタコや魚の目などのトラブルが出てきます。 もちろん膝や腰などにも影響が!
    @asigenkiさんのブログ:http://www.asi-care.com/blog/foot-trouble-10
    足二階だて.jpg


  • 先日前屈がどうしたらうまくできるか?との質問を受けました。多くの方が私はからだが固いからといってはばからない前屈ですが、実は骨盤から倒し太腿の裏を伸ばすよりもっと大切なポイントがあります。それはひらめ筋です。ここを緩めてからサイドトライして下さい
    hirame.jpg 
    ヒラメ筋(図:身体運動の機能解剖より)



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