2012年01月31日

骨盤勉強会なり・・・

今回のレポートは、原田がおやすみしたので、
STUDiO PiVOTキャストメンバー石井加奈子が担当。

昨日は機能解剖学の勉強会へ参加してきたのです。
スタジオピボット のプロフェッショナルクラス。
初めて講座に参加してから、もうすぐ4年。早いですねぇ…


今回のテーマは「骨盤・股関節」

- - -

何度もなんども繰り返しているテーマですが、やはりここに戻ってきます。
戻ってくるというか、師匠の言葉を借りると
「骨盤にはじまり骨盤に終わる」


身体を支える基盤であるからこそ、ここに問題があると
全てのバランスが崩れてきます。

そのコアな部分を徹底的に追求する、コアな勉強会。

参加しているのはみなからだのプロフェッショナル。
(理学療法士、柔道整復士、エステティシャン、セラピストなど)

…というと聞こえは良いですが、要はからだオタクなので、
授業をもし傍からみたらまるで変な宗教かも…。
骨と筋肉の話をしながら、「ギャー」とか「うぅー」とか悲鳴が聞こえる、
おかしな会話が成り立つ勉強会です。


今日のクラスのはじまりは、脚長差とか、X脚とか、O脚とか、
良くいうけれども、そもそもの身体の状態がどうなっているのか、
本当に観察できている?
表面的な形だけみて、そこだけにアプローチしていない?
というところから。


脚の長さに左右差があるとして、それをただ揃えたところで
本当の原因をきちんと見ていなかったら、それは意味がありません。
むしろバランスを崩したり、反動で別の場所にトラブルが出る
可能性もあるわけです。


それで、まずは細かく身体の状態を観察して、
そこから根本的な原因を推測して、そこにアプローチしましょう、
というのが本日のテーマ。


という訳で…


↓寝て骨盤の状態をチェック。
t02200165_0640048011765794093.jpg

↓座って膝下の状態をチェック。左脚(向かって右)が外向き。
t02200165_0640048011765791482.jpg

↓上からチェック。
t02200165_0640048011765794091.jpg

↓膝下の状態をチェック。左脚(向かって右)が外向きぎみ。
t02200165_0640048011765793166.jpg

↓頭上からチェック。右足首のカーブがきついですね。
t02200165_0640048011765793157.jpg

↓足指の変形もチェック。
t02200165_0640048011765793152.jpg

↓膝に対して骨が外にずれてます。(私の脚です…)
t02200165_0640048011765793148.jpg

↓これが本来あるべき位置。
t02200165_0640048011765793142.jpg

骨盤、股関節、膝下、足首、それぞれの状態を細かく記録。
そしてその元になっている原因を推測します。
o0640048011765791477.jpg

原因を推測したら、そこにアプローチ。

写真撮り忘れましたが、ペアになって主に内転筋(内ももの筋肉です)

をゆるめたり、セルフで四股踏みしたり。

↓坐骨を刺激中。
t02200165_0640048011765791473.jpg

で、冒頭でご紹介したビフォアアフターになったというわけでした。
t02200165_0640048011765791471.jpg
↑ビフォー

t02200165_0640048011765791466.jpg
↑アフター

四股踏みがこれだけ深くなったのは、
骨盤・股関節が安定したということです。

その結果起きた変化(私の場合)

@首と顎の緊張がとれた
A発声が変化した
A目がパッチリ!
B呼吸が深くなった
Cお尻が上がった!
D肋骨周りに血が巡った
E背中にS字カーブが!


などなど、挙げるときりがないくらいの身体の変化がありました。
骨盤まわり以外は触っていなくて、です。


約3時間の勉強会。
何度参加しても、毎回身体の素晴らしさと奥深さにびっくりし、
そして感動して帰ってきます。
普通は回を重ねるごとに感動は薄れていくものだと思いますが、
身体は日々変化しているので、たとえ同じテーマでも
感じることは全く違います。
むしろ、身体の感覚が以前よ出てきた分、
感じることもより繊細に、より深くなりました。
終わったあと、単に身体が軽くなった!とかではなくて、
身体の細胞が隅々まできちんと息をして働いているのを感じると
毎回、「あぁ、身体って本当に素晴らしいなぁー」という想いが
心と身体のとても深い部分に落ちてきます。


勉強会ってどんな?と思っていらしたみなさま、
たまにこんなことしているのです。



セルフケアだけでなくて、人に触ってもらうこと、
そして刺激を受けること、とても大事ですね。



今日は(いつも?笑)長い記事を最後までお読み頂き、
ありがとうございました!


ecoubio主宰
石井加奈子


追記
この日のレポートをruneさんも書いて下さいました。(参考リンク)


ラベル:研究チーム
posted by スタジオピボット at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | からだのプロフェッショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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