2013年02月01日

■からだで感じる解剖学・オイルクラス★胸鎖乳突筋■

昨日のオイルコンサルクラス・参加者はkokantisきくちゃん
彼女も「胸鎖乳突筋」がテーマに。

長くこの仕事をしていると、こんな風に同じからだの部位に
関わることが続いたりします。⇒自分に必要な内容であることは間違いない!

今月から、コンサルテーションシートも新しくなり、
ちょっと、内容を変更しているんだよ、という説明をする前に、
からだの状態を話し始めたきくちゃん。

とすると、、まだトリートメントもしないうちから

「あーなんだかここらへん(首回り)が楽になってきた。

数日前から色んなセルフケアしていても緩まなかったのに・・」

こつばんママはすぐにピンときました。

もちろん、普段からからだを見立てている履歴があるから、すぐにピンとくるのですが、
元々のからだの癖や性格などを考えていくと、
胸鎖乳突筋に無駄な緊張が常に入っていて、そのために顎やら
首やら頭の位置が定まらず、カチコチに固めていた数日だった様子。

頭でいろんな事考えてしまった結果起こったようです。

でも、なんでしゃべって緩んだのか?

もちろん、性格もあります。
しゃべって緩める人もいます。

そんなしゃべって緩む人こそ、影響を受けやすいのが、
胸鎖乳突筋。
この筋肉は感情の影響を受けやすい


この胸鎖乳突筋ってよくハリウッド女優がデコルテをキレイに魅せるための
トレーニングをする筋肉。

胸元を突き出して、口をいーーーーーっと横に開きます。

これがその女優のデコルテトレーニングと言われています。

このイーーーっとやった時に、ピンと首に縦長に張り出す鎖骨にくっついている筋肉が胸鎖乳突入筋。

感情の影響を受けやすい根拠として、呼吸をする時に使う筋肉であること。
 ♯呼吸は感情の影響を受けます。
  自律神経のコントロールがうまくいかなくなると、過呼吸を起こしたりしますよね?

そして、骨格筋のグループなのに、筋繊維自体は平滑筋の分布が多いこと。
(※骨格筋というのは、肩とか膝とか関節を繋いでいる大きな筋肉。
  平滑筋は、血管とか内臓のように、ぐにゃぐにゃした筋肉。)

骨格筋ゆえに、動きは大きく、しかし、筋繊維は柔らかく繊細。

平滑筋でできている代表の内臓は、感情の影響を受けやすい・・・
自律神経の影響が出る筋肉でもある。
これは、表情筋の一部も同じ。表情筋もよく動く箇所は平滑筋である。
表情筋も感情が表れる筋肉。

感情と自律神経の関係を考えると、我慢とか、考え事とかをひっきりなしに
していると、交感神経が優位になっていき、こういった平滑筋繊維の筋肉が
特に機能が低下します。

我慢、考え事が多い時ほど、胸鎖乳突筋が固くなり、首の前側が縮みアゴが
固まってきます。
これは悪循環・・・・常に交感神経優位の信号が送られ続けていくのです。

しゃべって緩んだから良かったですが、こんな時はゆっくりと首を伸ばす事で
胸鎖乳突筋が緩んでほーっと暖かくなり眠くなってきます。

こうなったら、OK。副交感神経へ切り替えられたということ。

セルフケアでもこの胸鎖乳突筋を緩めることできます。
きくちゃんにモデルになって頂きました♪
IMG_6458.jpgIMG_6457.jpg

このストレッチはSTUDiO PiVOT代表平山の著書「きれいになる ボディデザイン」法研刊行
内にも紹介されています。

ちなみに。。。
モデルになって頂いたきくちゃんは、元々モデルさん。
モデル時代にハリウッド女優のデコルテトレーニングは、日常的にやっていたそうです。
そのイーーーーっとやることが、常に胸鎖乳突筋に刺激を送り、無駄な緊張を強いて
いたわけです。
交感神経にも信号を送り続けていたのと同じ。

このきくちゃんのバッググランドを知っていたから、「ピン」ときたのですが、
実際は、ちゃんとコンサルテーションをして、からだを見立てていかないと分かりません。


オイルコンサルクラスは、こんな風にからだを見立てて、
その人にあったトリートメントを組み立てて、フィードバックをもらう事の繰り返しです。

1人にどっぷり関わる。

そんなクラスを実施中★

「からだで感じる解剖学・オイルトリートメントクラス」



posted by スタジオピボット at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | からだのプロフェッショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする